はじめに
マーダーミステリーのディスクローザーの皆さんに改めて留意事項を共有したいと思います。
プロであることの自覚を持つ
私たちは、お客様よりおひとり様4000円前後の金額を受領し、プロとしてご案内をしています。友人・知人相手に同じ立ち位置でご案内しているわけではありません。まずはそれを自覚してください。
プロであることの正しいプライドを持つ
私たちはプレイヤーより偉いわけでも、優れているわけでもありません。持つべきプライドは「お客様を楽しませる」ということ、エンターティナーとしてのプライドです。お客様を楽しませることが出来なかったとき、ディスクローザーのプライドは毀損します。
私たちは主役ではない
ゲーム全体の進行は私たちが居なければできないかもしれません、登場人物としてセリフを言うこともあるかもしれません、しかし、主役はプレイヤーです。私たちはマスター(支配する者)ではありません。常にプレイヤーの側にいて物語を開示(ディスクローズ)する者です。
DCの要件
進行は暗記
みなさんはプロです。メインの進行は暗記してください。手元にガイドブックやメモを持つことは構いませんが、決まったセリフ以外、絶対に読み上げてはいけません。
基本の流れはどのシナリオも大差ありませんので、必ずソラで案内できるようにしてください。
プロではない者が案内をする際はもちろん、ガイドブックを読みながらやるでしょう。差別化をしなければなりません。DCの「凄さ」を伝えるために、進行の暗記は最も分かり易いものです。
全ては文章読解力
ディスクローザーは文章読解力を養ってください。各シナリオの作者はどのように考えてそのシナリオを書いているのかを考えてください。また、各登場人物はなぜそのような行動をとったのか、その行動の結果、どうなったのか、様々な証拠品はどのような事実を示しているのか、納得のいく真相の開設とは?……全て把握できるかどうかは、文章読解力にかかっています。
「分からない」はNG、ときにはハッタリも必要
いかに準備していても、不意に知識外の質問をされることがあるかも知れません。その際は、把握あるいは理解しているシナリオの内容から考察力を総動員して、即興で回答することが求められます。それは即ち「ハッタリ」です。DCは案内したシナリオについて「分からない」と言ってはいけません。「分からない」とは言わず、ハッタリで乗り切ることも必要となります。
ただし「ハッタリ」とは言え、それはちゃんと辻褄の合う内容に落とさなければなりません。それが出来るようになるためにも、シナリオを読み込み、自分なりに解釈を持ちましょう。
絶対にダメ出しをしない、とにかく褒める
お客様はシナリオの全容を分かっていません。故に良いプレイが出来るとも限りません。お客様のプレイが仮に至らなかったとしても、それはお客様に見合ったプレイであって、私たちが「こうしなかったから」「あれは言ってはいけなかった」といったようなダメ出しを言うべきではありません。
お客様のプレイをよく見て、聴いて、憶えて、褒めるところを探してください。そして、存分に褒めてあげてください。これでもかってくらい褒めてください。
犯人は分からなくてもよい、助け船を出さない
マーダーミステリーはプレイヤーも犯人を担当するため「解かせるゲーム」ではありません。解けなくても一向に構わないゲームです。謎解きとは違い、プレイヤーを解けるように誘導するようなことは決してしないでください。
ただし、プレイが停滞していたり、真相に辿り着けるか否かに関わらず盛り上がっていない、或いは、プレイングを注意すべきプレイヤーが居た場合には、フェイズの切り替え時などに、改善されるように一言二言補足してください。補足しすぎてもダメです。雰囲気が変わるような一言を考えましょう。
全てはお客様に楽しんで帰っていただくための考え方です。必ず共有し、お客様へ楽しい時間を意地でも提供しましょう。